2015年5月18日月曜日

知人も事件に関与している

三重県鈴鹿市のJA鈴鹿本店で今年3月、2人組の男が現金輸送車を襲い、2億円を奪った事件で、県警は7日、住所不定、元暴力団幹部(36)と、暴力団員の男について、強盗容疑で逮捕状を取った。

 元暴力団幹部の男は拳銃を隠し持っていたとして銃刀法違反容疑などで逮捕、起訴されている。暴力団員の男は逃走しており、県警で行方を追っている。

 捜査関係者によると、2人は3月18日午前7時頃、鈴鹿市地子町のJA鈴鹿本店で、到着した現金輸送車の前に車で乗り付け、警備員に拳銃のようなものを突き付けて「動くな」と脅し、2億円と1000万円が入った手提げバッグ2個を奪った疑い。

 車は盗難車で、同月20日に同市内で発見され、1000万円の入ったバッグは手つかずで車内から見つかった。

 三重県鈴鹿市で3月に2人組の男に現金輸送車が襲われ2億1千万円が強奪された事件で、県警が元暴力団幹部(36)=銃刀法違反などで起訴=が犯行にかかわった疑いが強まったとして、強盗容疑で再逮捕する方針を固めたことが7日、わかった。この幹部の県外に住む30代の知人も事件に関与していることもわかり、同容疑の逮捕状を取り行方を追っている。

 元暴力団幹部が別の知人に事件への関与をほのめかしていたことが分かり、県警が元幹部の周辺を捜査。知人の30代の男の関与も浮上した。

 2人は3月18日朝、鈴鹿市地子町のJA鈴鹿本店の通用口で、現金輸送車から現金を搬出していた警備員に拳銃(けんじゅう)のようなものを突き付け、2億1千万円を強奪。車で逃走した疑いが持たれている。